上司のキツイ言葉から、自分を解放する方法

”上司から「君は仕事ができない」と言われた。”

これは、相談者から聞いた話の一部です。ファイルの修正方法が上司のやり方に沿っていなかったために、出た言葉で、聞いた瞬間に何を言いたいのか意味が分からない言い方です。

自分の仕事ぶりを否定されたと受け取れるキツイ言い方をされて、その後、フツフツと嫌な気持ちが湧いてきます。

この嫌な気持ちやネガティブな考えから抜け出すにはどうすればよいでしょうか。一緒に考えてみましょう。

あなたは自分がやったことをどう評価していますか?

上司にあなたを否定するようなことを言われました。
その言葉をあなたはどう理解しましたか?

言われた瞬間に、そのままそれを自分の人間性に当てはめて、受け取りませんでしたか?

その言われた瞬間の言葉の受け取りを、ゆっくりにしてください。

1.一語一句分解して言葉を分ける
考えと事実が入り混じったそのセリフを一語一句分解して単語で分けて、1つずつ並べていき、咀嚼してみましょう。
2.自分も自分を評価してください。
あなたが仕事でミスした出来事であったとしても、100%あなたが悪いことなどありえません。考えと事実が入り混じったそのセリフのどの部分が事実なのか、そしてあなたなりの評価をしてください。

もう少し分かりやすく、冒頭の上司が放ったセリフで見ていきましょう。

”君は仕事ができない”
▼ 自分で評価
私は仕事ができない?
「仕事ができる」の定義は何ですか?
私はこれだけのことをやっている(総務の定型業務)
会社の日常業務が滞りなくはかどっていくのは私が対処しているから。
今回上司が仕事ができないと言っている事は、Excelのあるファイルの編集の仕方が上司独自のルールに従っていなかったため。

その独自のルールは、特別、画期的な編集方法でもなく、逆に見づらい表記になっている。

上司が仕事ができないといった事は、私が上司の独自のルールに従っていなかったからだ。

私は給料分の仕事はしているし、Excelファイルに書いた内容や数字はに誤りは無い。

■私は自分が仕事ができている、という評価。
こんな言われ方をするのは心外で、嫌な気持ちになっている。

上司のセリフを解析して評価すると、このように整理されます。

自分を評価することは、悪い憶測から抜け出す助けになる

自分で自分を評価すると、ジメっとした嫌な出来事が無味乾燥したものに変わっていき、相手の意見や理不尽な出来事の中身が「間違っている」「合っている」の半々に見えてきます

相手の意見や理不尽な出来事は、必ず正しい訳ではないのです。

どんなにヒドイと感じる言葉を言われても、それはその人の考え・評価でしかありません。

その人の考え・評価であなたの価値が下がったりしません!

あなたの考えを変えさせようとして、周りはワーワー言います。
それを聞いて「ん?」と違和感があったら、
相手の考えを鵜呑みにしないで、自分で自分を評価することをしてください。

ヒドイ言葉を言った相手は、言ったことなど覚えていないもの

相手の考えを鵜呑みにしないで、自分で自分を評価することは、自分自身を傷つけないこと、そして、自信を失わずに生きることになるというのも覚えておいてください。

例で挙げた上司のように、パワーハラスメントを感じる言葉を平気で言う人は、言った事実を覚えていません。

言われた側は、傷ついて仕事が手につかず、「仕事辞めようかな」とまで気持ちが追い込まれる状況になっていることなど、想像もつかないでいます。(気づいていたら、初めからそんな言い方をする訳ないですから。)

これを書いていて、小学校の時にいじめられたことと重なりました。
ひどい言葉を言った側は、その行為や言葉を一切覚えておらず、シラを切る姿を思い出しました。

繰り返しになりますが、相手がひどい言葉を言った時、まずそこから距離を取るために、その言葉を鵜呑みにしないでください。一言一言を分析して自分の価値を自分で見出してください。

世間は何もしてくれません。
すぐにできること、それは自分で自分を守ることです。

この状況が続いて苦しいのは誰でしょうか?
あなたです。

他者の評価を気に留めないようにするために
「相手が言うことは、間違っていることもある」という視点を持って
自分の価値を自分で見出しましょう。

「〇〇は本当なの?」
という簡単な問いを自分に投げかける事から始められます。

「自分に問いかけるのは、やる意味があることだ分かっているけど、やってないな・・・」という方。私と一緒に向き合ってみませんか。あなたのお話を丁寧に聞いて、困った状況を一緒に解決できます。

この先の進む道が見つかります!

「自分に問いかけるのは、やる意味があることだ分かっているけど、やってないな・・・」という方。

私と一緒に向き合ってみませんか。あなたのお話を丁寧に聞いて、困った状況を一緒に解決できます。