「あいつが辞めるのはお前のせいだ」あのパワハラを乗り越えて得た気づき
今日は、一人でも面倒を見ている後輩やメンバーがいる人に向けて、後押しします。
年末のこの時期、賞与をもらったタイミングで転職を計画する人が多く、転職市場が活発になります。
私にはこの時期に苦い思い出があります。
”○○が今月いっぱいで辞めたいと言ってきた。あいつが辞めるのは管理職の前のせいだ”
出社して荷物を置く間もなく、社長からの叱責。
課長代理時代に、入社当時から仕事を教えてきたメンバーが辞めると言い出したことによる、責めを受けたのは12月。
管理職としてまだ経験が浅かった私は、社長の責めを全て引き受けて、言いたいことをガマンしていました。ワンマン社長だが、私を管理職にしてくれたこと、期待しているという言葉を信じて、ただ耐えて理不尽な叱責を聞いていた気がします。
そのとき、私はこんなことを考えました。
- あんなに目をかけて育ててきたのに辞めるのか。
- なぜもっと早く直属の上司の私に相談しないのか。
- なぜ直接社長に申し出るのか。
- 辞めた後の仕事の穴をどうするのか。
2月に人が辞めていく話を聞くと、紐づいて記憶の奥底から這い出てくる嫌な出来事です。思い出したくないのですが、引き出されてしまう記憶です。
今、当時の私に言いたい「その叱責はパワハラだよ」
そんな管理職時代を過ごし、キャリアカウンセラーとして数々の社員の悩みを聞いてきました。働く人の相談の専門家として、当時の私に言いたいです。
”その人が辞めるのは全てあなたのせいなのですか?”
そして、
社長の叱責は、”指導という名目の、いじめ” パワーハラスメントです。
改めるべきは私ではなく、会社を自分の色に染めたい、安定させたい考えしかない社長の方。利益優先、コストカット、邪魔な人は解雇、素直でYESマンだけを採用するやり方が狂わせているのです。
会社の幹部やあなたの上司が誰よりも価値ある人間であると言う事はありえません。
もし、あなたが昔の私と同じように
相手の主張に従うことが多いなら、直面する動揺する出来事において、自分がどう思い、何を考えるかを観察してください。そしてそこから、何かを定義してください。それは、次に同じ出来事に遭遇した時の判断軸になります。
会社や上司、同僚に、これはおかしいと感じて意見したら、逆にこじれることも考えられます。自分が正しいことをしているかどうか分からなくなった時は、同じ目的を持って戦う仲間を得てください。
あなたは間違っていません。何も悪いことをしていないなら、なお更です。
私の元に相談に来た人で、理不尽な出来事を乗り越え、ハラスメントを遠ざけた人もいます。その人たちは特別な人ではありません。
従順がゆえに、同じように苦しみ、がんばってやってきたあなたと何も変わらない人です。あなたにもできます。まだ道の途中なだけなのです。
今のあなたには暗い部分しか見えないかもしれません。
でも、明かりを探すことをすれば、必ず見つかります。
世の中は”暗”だけでは成り立たないからです。
私も同じ暗い道を何年も歩き続けた人間です。あなたの仲間であることを忘れないでください。
前を向いていきましょう。明かりがないなら、私と一緒に灯しましょうよ。
明るい部分が見えなくて、しんどくて、福原に話をしてみようかな・・・と感じたならぜひ私のところに来てください。一緒なら前に進めますよ。
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