友人の「内定もらった」が、私への批判に聞こえた日

就職活動の最中、友人がさらっと言う。「大手冷凍食品メーカーに内定もらった」。
悪気はない。たぶん、うれしくて言っただけ。
なのに、みぞおちのあたりが、すっと冷える。
「で、私は?」と、聞かれてもいない問いが、頭の中で答案用紙をめくりはじめる。
2年前、大学のキャリアセンターで相談のお手伝いをしたとき、内定が出ずに焦る学生から聞いた本音です。
お年玉の額を先に聞いてきて「俺は〇〇円だった」と言う人。
ブランド物の腕時計を、隠さずに袖口からのぞかせる人。
帰省のたびに「なんで結婚できないの?」と言われて20年以上になる、元職場の先輩。
場面は違っても、受け取る側の胸の中では、同じことが起きています。頼んでもいないのに、採点が始まるのです。
先に言っておきます。マウントは、受け取った人が背負ってはじめて重くなります。
つまり、下ろすこともできます。
気にしいの人ほど、何気ない一言を「私への採点」として受け取ります。
内定の話は、本来ただの近況報告です。
そこへ「負けた」「遅れている」と点数をつけて、自分の成績表に書き込んでしまう。
点数をつけているのは、相手ではなく私のほうです。
相手が持っていて自分が持っていないものは、実物より大きく見えます。
隣の人のお皿の唐揚げが、自分のより一回り大きく見えるのと同じです。
自分の理想に届いていない様が引き合いに出されたように感じますが、こう考えてみて欲しいのです。
結婚も大手の内定も、その時点の正解であって、永遠の正解ではない。
その時点の正解であって
永遠の正解ではない。
「私、自分に厳しい採点をしている」と気づいて、自分で自分の胸をしめつける手をゆるめてください。
厳しい採点をする赤ペンをそっと置けたら、返す言葉は、あとから静かに選べます。
次の一歩
気づいたあなたへ。次は、実際にその場で使える「返し」を見てみませんか。
職場で張り合われてしんどい方は、
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